「KILLZONE SHADOW FALL」
今回はまとめになります。
※ネタバレを多く含みますので、ご注意ください。
KILLZONE SHADOW FALLその1 始まり
KILLZONE SHADOW FALLその2 情報
KILLZONE SHADOW FALLその3 調査
KILLZONE SHADOW FALLその4 敵襲
KILLZONE SHADOW FALLその5 潜入
KILLZONE SHADOW FALLその6 脱出
KILLZONE SHADOW FALLその7 強襲
KILLZONE SHADOW FALLその8 反抗
KILLZONE SHADOW FALLその9 追跡
KILLZONE SHADOW FALLその10 それぞれの思い
KILLZONE SHADOW FALLをまとめた物ですので、
クリアーまでプレイするか、上記記事を読んでから、
読み進めてください。
元々、キルゾーンを製作しているゲリラゲームズは
ソニーコンピュータエンタテインメント(SCE)の子会社で
キルゾーンの様なグラフィックを出す為のライブラリを
サードメーカーに提供する役割も担っています。
つまり、KILLZONEはサンプルとしての意味合いもある訳です。
要するに、技術デモみたいなもの。
なので、絵は綺麗だけど物語としての内容は薄い訳です。
※カメラワークを見ると技術デモの様な動き方をしている部分があるのが分かる。
今までのKILLZONEは戦争がメインの話で、一兵士となって物語が進行します。
ヘルガストは絶対的な悪として描かれ、登場人物達も敵を倒すことに迷ったりしません。
やるか、やられるか それが戦場ですので。
今回のSHADOW FALLは、特殊部隊の隊員という事で、
ドンパチよりは、物語に重きをおかれた作りになっています。
主人公ルーカス・ケランは迷う人物として描かれ、
ヘルガストにも生活があり、苦しんでいる描写があります。
何も考えず、目の前の敵を撃ちまくる。そんな感じのゲームだったのが、
今作は悩む主人公とハーフの相棒という今までにない感じになっています。
ナンバリングでは無いのは、この辺が理由なのかもしれません。
■トーマス・シンクレアの役割
シンクレアの目的は、ヘルガストを殲滅する事。
ヘルガスト=悪 という考えを最初から最後まで貫きます。
これは、過去作の登場人物と同じ思考パターンで、
過去作の主人公が今回出たら、というifのキャラともいえます。
名前も過去作の主人公("トーマス"・セブチェンコ)
トーマスとシンクロしたキャラ という意味合いがあるのではないかと思います。
■シンクレアがルーカスを撃った訳
シンクレアの目的は、ヘルガストを殲滅する事であり、
最も確実で手っ取り早い方法が、生物兵器を使用してのヘルガスト殲滅。
それを破壊しに来たルーカスは敵であるという認識です。
敵と認識した者は徹底的に排除(殺す)するのがシンクレアであり、
それは一章のルーカスの父親との絡みの場面でも垣間見れます。
それと、自分にとって大事な人を感情に流され殺すというのは
過去作のリコ・ヴェラスケス軍曹と同じパターンです。
軍人であるリコにとって任務が大事であり、その時の任務が
スカラー・ヴィサリを拘束し、戦争犯罪人として裁くことで早期に戦争を終結する事
であった訳ですが、感情に流されて殺害してしまいます。
リコは初代KILLZONEから出演するキャラで、2以降は主人公の相棒として
登場する非常に重要なキャラです。
あと、ルーカスがヘルガストと和解すべきと説得しますが、
シンクレアは断固として受け入れません。
α部隊指揮官ネビル大尉がヘルガーンに取り残された際に受けた
「敵に投降せよ」という命令に反発したのと似ています。
シンクレアは、セブとリコとネビル(過去作の主要3キャラ)を
合わせたキャラともいえると思います。
■マッサー博士の目的
マッサー博士は純粋に研究を追い求めるタイプの博士だと思います。
超絶的な頭脳で物凄い発明や発見をするが、
自分の研究が周囲に及ぼす影響や迷惑を何も考えない、
まさにマッドサイエンティストです。
ただ、マッサー博士は大量殺戮を楽しむかの様な描写もあるので、
サイコパスともとれます。
■マッサー博士は何故亡命しようとしたのか
おそらく、研究するには人体での実験が必要であり、
カサンドラで見た死体は研究の結果死亡した人であったと思われる。
船内に残されていた資料や、ヘルガストの研究所内資料によると
実験に使用する人間の数が足りない事や、ヘルガストの人は
栄養状態が悪く病気で死んだのか、研究で死んだのか原因が特定しずらい
そのため、良質な研究体を提供してくれる(約束した?)ヘルガスト(スタール)
側に付く事を決めたのではないかと思われる。
■マッサー博士はなぜカサンドラの研究員を皆殺しにしたのか
おそらく、スタールとの交換条件だったのではと思われる。
スタールとしては、この研究結果がヴェクタ側に漏れてしまったら、
何の意味もなさいので抹消する必要があった。
(お互いに最終兵器を持ってしまうと、持っているのに撃てない核の抑止力と
同じ効果になってしまう)
■スタールの目的
基本的にKILLZONE3の時と変わらず、強いヘルガストの復権と、
それを操る指導者としての権力欲だと思われます。
大量破壊兵器は、政治的切り札としても使えるので、
ヴィサリ首相と取引し配下に置くなど、相変わらず頭は切れる奴のです。
■エコーの目的
エコーは、途中まではヘルガスト市民の平和を望んでいました。
ルーカスと出会う事でヴェクタとヘルガストの共生を望むようになります。
彼女世代は物心付いた頃には、ヴェクタとヘルガストが同じ惑星に住んでいた
という事もあり、お隣どうし仲良くしようと思っても不思議ではありません。
■エコーがルーカスを助けた訳
ルーカスがヴェクタ側のエージェントである事を知っていたので、
シンクレアを説得してくれるのでは、と期待した事。
それと、お互いの陣営が大量破壊兵器を使えば人類が滅亡する可能性も
あった為、ルーカスがヴェクタ陣営側から働きかけてくれる事を願った。
結果的に、2人とも、つまはじき者になってしまう訳ですが、
唯一、お互いに分かりあえる存在へとなっていきます。
■エコーとヘラ・ヴィサリ首相の関係
エコーとヘラは親子です。
エコーはハーフという事になっていますので、父親は、ヴェクタ人となります。
ルーカスが捕虜となった際の会話で、エコーがヘラの事を母さんと呼んでいるあたり、
元々の親子関係は良好であったと思われます。(つまり元々は母さんと呼んでいた)
ヘラは首相になる為に家族を捨てたが、まだ完全には捨て切れていない
といった感じだと思います。
ヘルガーンがペトルサイトで全滅してから30年後の世界なので、
エコーの年齢から父親は、ヴェクタに来てから知りあった人物であると推測されます。
■ラストシーンについて
ラストで、エコーがシンクレアを狙撃する訳ですが、
ここは、なかなかに興味深い考察が出来ます。
表面的には、ルーカスの仇打ちという事になる訳ですが、
エコーは、シンクレアがルーカスを撃ち殺した現場を見ていません。
シンクレアがヴェクタに戻った際に英雄となっている事を考えると、
ルーカスを殺した事は公表されていないと考えられます。
つまり、エコーはルーカスを殺した犯人は分からないという事です。
なので、エコーがシンクレアを撃ったのは別の理由。
ヘルガストとヴェクタの共生の為と、大量破壊兵器を再度作らせない為
であると考えられます。
なので、最後のセリフが仇打ちの事ではなく、
「ケラン(ルーカスのこと)ならこうしたわ」になっているのだと思います。
それと、シンクレアは先にも書いたとおり、
過去作の主人公を合わせたキャラの特徴を持っています。
エコーはヴィサリの孫にあたりますので、
ヴィサリ(の孫)が過去作の主要3キャラ(の特徴をもった人物)を
殺す復讐劇とも取れます。
スタールが言った「私が死んでも、必ず意志を受け継ぐ者が現れる」
「最後には我々が勝つのだ」に繋がっているとも取れます。
ヴェクタでもヘルガストでもない、ハーフが最後を決める事は、
この物語を象徴するラストであるともいえます。
さて、そんな訳で今回でKILLZONE SHADOW FALLは終了です。
マルチプレイは時間がある時にボチボチやりたいと思います。
次は何やろうかなぁ。
Contrastやろうか、ゴーストのキャンペーン終わらせるか……。
ん~ 迷うなぁ。
13日にダークソウル2出るし短めのが良いかなぁ。
ごちそうさまでした
今回はまとめになります。
※ネタバレを多く含みますので、ご注意ください。
KILLZONE SHADOW FALLその1 始まり
KILLZONE SHADOW FALLその2 情報
KILLZONE SHADOW FALLその3 調査
KILLZONE SHADOW FALLその4 敵襲
KILLZONE SHADOW FALLその5 潜入
KILLZONE SHADOW FALLその6 脱出
KILLZONE SHADOW FALLその7 強襲
KILLZONE SHADOW FALLその8 反抗
KILLZONE SHADOW FALLその9 追跡
KILLZONE SHADOW FALLその10 それぞれの思い
KILLZONE SHADOW FALLをまとめた物ですので、
クリアーまでプレイするか、上記記事を読んでから、
読み進めてください。
元々、キルゾーンを製作しているゲリラゲームズは
ソニーコンピュータエンタテインメント(SCE)の子会社で
キルゾーンの様なグラフィックを出す為のライブラリを
サードメーカーに提供する役割も担っています。
つまり、KILLZONEはサンプルとしての意味合いもある訳です。
要するに、技術デモみたいなもの。
なので、絵は綺麗だけど物語としての内容は薄い訳です。
※カメラワークを見ると技術デモの様な動き方をしている部分があるのが分かる。
今までのKILLZONEは戦争がメインの話で、一兵士となって物語が進行します。
ヘルガストは絶対的な悪として描かれ、登場人物達も敵を倒すことに迷ったりしません。
やるか、やられるか それが戦場ですので。
今回のSHADOW FALLは、特殊部隊の隊員という事で、
ドンパチよりは、物語に重きをおかれた作りになっています。
主人公ルーカス・ケランは迷う人物として描かれ、
ヘルガストにも生活があり、苦しんでいる描写があります。
何も考えず、目の前の敵を撃ちまくる。そんな感じのゲームだったのが、
今作は悩む主人公とハーフの相棒という今までにない感じになっています。
ナンバリングでは無いのは、この辺が理由なのかもしれません。
■トーマス・シンクレアの役割
シンクレアの目的は、ヘルガストを殲滅する事。
ヘルガスト=悪 という考えを最初から最後まで貫きます。
これは、過去作の登場人物と同じ思考パターンで、
過去作の主人公が今回出たら、というifのキャラともいえます。
名前も過去作の主人公("トーマス"・セブチェンコ)
トーマスとシンクロしたキャラ という意味合いがあるのではないかと思います。
■シンクレアがルーカスを撃った訳
シンクレアの目的は、ヘルガストを殲滅する事であり、
最も確実で手っ取り早い方法が、生物兵器を使用してのヘルガスト殲滅。
それを破壊しに来たルーカスは敵であるという認識です。
敵と認識した者は徹底的に排除(殺す)するのがシンクレアであり、
それは一章のルーカスの父親との絡みの場面でも垣間見れます。
それと、自分にとって大事な人を感情に流され殺すというのは
過去作のリコ・ヴェラスケス軍曹と同じパターンです。
軍人であるリコにとって任務が大事であり、その時の任務が
スカラー・ヴィサリを拘束し、戦争犯罪人として裁くことで早期に戦争を終結する事
であった訳ですが、感情に流されて殺害してしまいます。
リコは初代KILLZONEから出演するキャラで、2以降は主人公の相棒として
登場する非常に重要なキャラです。
あと、ルーカスがヘルガストと和解すべきと説得しますが、
シンクレアは断固として受け入れません。
α部隊指揮官ネビル大尉がヘルガーンに取り残された際に受けた
「敵に投降せよ」という命令に反発したのと似ています。
シンクレアは、セブとリコとネビル(過去作の主要3キャラ)を
合わせたキャラともいえると思います。
■マッサー博士の目的
マッサー博士は純粋に研究を追い求めるタイプの博士だと思います。
超絶的な頭脳で物凄い発明や発見をするが、
自分の研究が周囲に及ぼす影響や迷惑を何も考えない、
まさにマッドサイエンティストです。
ただ、マッサー博士は大量殺戮を楽しむかの様な描写もあるので、
サイコパスともとれます。
■マッサー博士は何故亡命しようとしたのか
おそらく、研究するには人体での実験が必要であり、
カサンドラで見た死体は研究の結果死亡した人であったと思われる。
船内に残されていた資料や、ヘルガストの研究所内資料によると
実験に使用する人間の数が足りない事や、ヘルガストの人は
栄養状態が悪く病気で死んだのか、研究で死んだのか原因が特定しずらい
そのため、良質な研究体を提供してくれる(約束した?)ヘルガスト(スタール)
側に付く事を決めたのではないかと思われる。
■マッサー博士はなぜカサンドラの研究員を皆殺しにしたのか
おそらく、スタールとの交換条件だったのではと思われる。
スタールとしては、この研究結果がヴェクタ側に漏れてしまったら、
何の意味もなさいので抹消する必要があった。
(お互いに最終兵器を持ってしまうと、持っているのに撃てない核の抑止力と
同じ効果になってしまう)
■スタールの目的
基本的にKILLZONE3の時と変わらず、強いヘルガストの復権と、
それを操る指導者としての権力欲だと思われます。
大量破壊兵器は、政治的切り札としても使えるので、
ヴィサリ首相と取引し配下に置くなど、相変わらず頭は切れる奴のです。
■エコーの目的
エコーは、途中まではヘルガスト市民の平和を望んでいました。
ルーカスと出会う事でヴェクタとヘルガストの共生を望むようになります。
彼女世代は物心付いた頃には、ヴェクタとヘルガストが同じ惑星に住んでいた
という事もあり、お隣どうし仲良くしようと思っても不思議ではありません。
■エコーがルーカスを助けた訳
ルーカスがヴェクタ側のエージェントである事を知っていたので、
シンクレアを説得してくれるのでは、と期待した事。
それと、お互いの陣営が大量破壊兵器を使えば人類が滅亡する可能性も
あった為、ルーカスがヴェクタ陣営側から働きかけてくれる事を願った。
結果的に、2人とも、つまはじき者になってしまう訳ですが、
唯一、お互いに分かりあえる存在へとなっていきます。
■エコーとヘラ・ヴィサリ首相の関係
エコーとヘラは親子です。
エコーはハーフという事になっていますので、父親は、ヴェクタ人となります。
ルーカスが捕虜となった際の会話で、エコーがヘラの事を母さんと呼んでいるあたり、
元々の親子関係は良好であったと思われます。(つまり元々は母さんと呼んでいた)
ヘラは首相になる為に家族を捨てたが、まだ完全には捨て切れていない
といった感じだと思います。
ヘルガーンがペトルサイトで全滅してから30年後の世界なので、
エコーの年齢から父親は、ヴェクタに来てから知りあった人物であると推測されます。
■ラストシーンについて
ラストで、エコーがシンクレアを狙撃する訳ですが、
ここは、なかなかに興味深い考察が出来ます。
表面的には、ルーカスの仇打ちという事になる訳ですが、
エコーは、シンクレアがルーカスを撃ち殺した現場を見ていません。
シンクレアがヴェクタに戻った際に英雄となっている事を考えると、
ルーカスを殺した事は公表されていないと考えられます。
つまり、エコーはルーカスを殺した犯人は分からないという事です。
なので、エコーがシンクレアを撃ったのは別の理由。
ヘルガストとヴェクタの共生の為と、大量破壊兵器を再度作らせない為
であると考えられます。
なので、最後のセリフが仇打ちの事ではなく、
「ケラン(ルーカスのこと)ならこうしたわ」になっているのだと思います。
それと、シンクレアは先にも書いたとおり、
過去作の主人公を合わせたキャラの特徴を持っています。
エコーはヴィサリの孫にあたりますので、
ヴィサリ(の孫)が過去作の主要3キャラ(の特徴をもった人物)を
殺す復讐劇とも取れます。
スタールが言った「私が死んでも、必ず意志を受け継ぐ者が現れる」
「最後には我々が勝つのだ」に繋がっているとも取れます。
ヴェクタでもヘルガストでもない、ハーフが最後を決める事は、
この物語を象徴するラストであるともいえます。
さて、そんな訳で今回でKILLZONE SHADOW FALLは終了です。
マルチプレイは時間がある時にボチボチやりたいと思います。
次は何やろうかなぁ。
Contrastやろうか、ゴーストのキャンペーン終わらせるか……。
ん~ 迷うなぁ。
13日にダークソウル2出るし短めのが良いかなぁ。
ごちそうさまでした